頭痛外来で頭痛の原因を突き止めよう

頭痛には一次性のものと二次性のものがありますので、頭痛外来で診察することをおすすめします。一次性と二次性の違いは頭痛の原因にあります。一次性は脈打つようなズキンズキンとした痛みや、動くと痛みがひどくなる、吐き気を伴う、光や音が刺激になる、片方の眼の奥がえぐられるように痛い、月に何度も同じ症状があるといった時には頭痛外来で診察を受けましょう。頭痛の症状で悩む方の中には、くも膜下出血や脳腫瘍、脳動脈解離、髄膜炎が原因となる二次性の方もいますが、頭痛外来では、このような場合でも診察や検査を通じて、頭痛の原因を明らかにできます。

二次性の特徴として、以前まで経験していた頭痛とは異なる痛み方をする頭痛を経験した、手足のしびれや呂律が回らない、物が二重に見える、高熱を伴う、意識障害を伴うことがあります。頭痛は二日酔いや風邪が原因で感じることが多く、自然治癒してしまうため、軽く見がちです。しかし、慢性頭痛の場合にはあまりにひどい痛みなどから、日常生活に大きな支障をきたします。また、二次性頭痛であれば、場合によっては命にかかわりますので、早期の診察と診断が必要になります。

頭痛外来には頭痛専門認定がおり、診察や検査なども全て専門的な知識に基づいた治療が行われます。一人ひとりの症状に合わせるため、薬物療法だけでなく鍼治療やツボ、漢方薬などといったものを併用する頭痛外来もあります。市販の頭痛薬では効果が感じないときや、今までとは違った痛みが走るときは、専門外来での治療をおすすめします。